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【読書手帖】神様ゲーム 少年少女よ、大人にがっかりしないでね

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最近はHuluで動画を見ていることが多いため、テレビのドラマは本当に見たいものだけを録画してサクッと見る・・・というスタイルになっています。

そのドラマも、私の年代が見るに堪えうる(笑)ものを選ぶようになったので、人気のタレントやアイドルグループを主役に据えたドラマを見ることはありません。

「貴族探偵」というドラマも、少し前に見た「IQ246~華麗なる事件簿~」風のものかなと興味がわいたのですが、いかんせん出演者に興味がなく。ドラマも録画をしませんでした。

ただ、貴族探偵の著者である麻耶雄嵩(まやゆたか)さんの本のレビューを読んでみると、評価が真っ二つに分かれるのが面白いなと思いました。

さらに、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」の中に森博嗣さんの本が表示されていたことで、さらに興味に加速がかかりました。

犀川と萌絵のS&MシリーズやVシリーズは、私だけでなく今ではアニーとトートも読んでいるほどで、好きな人にはたまらん理系的小説なのです。

それが好きな人は麻耶雄嵩の本も好きかもよ?と言われたら、そりゃぁ読んでみたくなるに決まってます。

ということで、「神様ゲーム」を読んでみました。

 

神様ゲーム 作品紹介

そもそもこの作品は、講談社が2003年から2016年にかけて発行していた書籍レーベル・講談社ミステリーランドから2012年に発行されたもの。

講談社ミステリーランドのコンセプトは「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」だそうで、子供も大人も読めるようになっています。

実際、活字も大きくルビもふってあって読みやすく、1~2時間あればスルスルと読めてしまう印象でした。軽くサラリと読むのにいい感じ。

・・・と読み始めた時は思っていました。

そもそもしょっぱなから「僕は神様だよ」な~んていう、少し頭がいかれた少年が出てくるのだから、その時点で「ふふっ、少年少女たちはこんな話を信じて読み進めるんだろうなぁ」なんて微笑ましい気持ちでいました。

しかし、それをくつがえすような後味の悪い結末が待っています。ある意味衝撃的です。

 

ラストは「そう来たか」

物語が進んでいくうちに、話の核は「密室」がカギとなってきます。出た、密室! 森博嗣さんの小説も密室ミステリーですね。

ただ私は密室が苦手。読んでいても状況が頭に浮かんでこないというか、入ってこない。密室って理系脳な人にはいいけれど、そうでない人には特に面白くない設定なのでは・・・?

そもそも普段の生活で「密室殺人」なんてまず起きないわけで、現実味という意味では共感しにくいのではないかと思います。

ではなぜミステリー小説において密室殺人が人気(人気なのか?)かと言えば、「非日常」だからなのでしょう。そうそう起きないことだからこそ、小説になるというね。

さて、物語ですが読んでいるうちになんとな~く犯人がわかってきます。終盤にもなれば「あ、やっぱりこいつが犯人ね」と誰もがわかります。

確かに面白くてグイグイ読ませるミステリー小説ではあるけれど、しょせん少年少女のためのミステリー。ここからミステリー小説に興味を持って大きく羽ばたいて行ってね、的な?

大人が読むには少々物足りなさは残るかな・・・なんて思っていた私はバカバカバカ(゚Д゚)ノ

ラストは誰も、もちろん私も予想だにしなかった人が犯人!

いやぁ、これには心底ビックリしました。まさに大どんでん返し(ねるとん紅鯨団風に。古いな)
そうくるか?いや、そうきたかって感じで、読後もなんだか落ち着かなかったです。

ただ少し経ってラストが頭の中でこなれてくると、疑問もいくつか浮かんできました。

え?じゃぁ〇〇の時はどこにいたの?
それから〇〇の証拠はどうしたの?

みたいな。

ところがこの小説、伏線回収一切なし! 当初予定だった(誰しもがそう思った)犯人に対する回収は済んでいるのだけど、本丸は回収なしで終わっちゃうから残尿感がハンパない(>_<)

多分読者全員が置いてけぼりな気分を味わっていると思います。

そういう意味でも麻耶雄嵩さんの小説は面白い!癖になります、この感覚♪こういうひねくれた(?)作家さん、大好物(^-^)

でも一つ心配なことが。

この小説を読んで少年少女、だっ、大丈夫だろうか・・・? 大人を嫌いに、いや、大人になるのを拒絶しないだろうか?

そんな少年少女たちにおばちゃんは言いたい、「大人の世界はこの小説ほどじゃないから大丈夫だよ」と。

ま、今の少年少女たちは昔少女だった私のように「夢見る乙女」ではなくもう少しドライだろうから大丈夫かな。

アドセンス

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